現在の「ものづくり」は、さまざまな専門分野のスペシャリストたちが集まった1つのプロジェクトチームで進められています。このプロジェクトの中心となるのが、幅広い工学知識をもったプロジェクトリーダーです。
工学プロジェクトコースでは、工学部の各学科の枠を越え、工学科目を幅広く学ぶことにより、
ものづくり全般についての幅広い知識と視野をもったプロジェクトリーダーの育成をめざします。
また、ものづくりの技術や実践力を養うと共に、コミュニケーション力、調整力、協調性など将来必要とされる人間力を養成していきます。
新製品の開発には、プロジェクトリーダーの存在が不可欠!
新コース「工学プロジェクトコース」に期待しています。
元 三浦工業株式会社 技術顧問 茅原 敏広
製品を開発する場合、機械工学や電気工学、化学工学などの各分野の専門技術者とそれをまとめていくリーダーから構成されるプロジェクトチームで行っていきます。特に、プロジェクトリーダーは製品が作られていく過程を理解しておく必要があります。
そのためには、ものづくりの実践体験がものをいいます。できればゼロの状態から材料選定、基礎的な工学計算、図面作成、製作まで物を作る一連の流れを経験していることが重要です。さらに、工学の基礎知識を幅広く理解しておく必要があります。
幅広く工学科目を履修し、グループによるものづくり演習などを多く取り入れている工学プロジェクトコースでは、ものづくりの実践的センスと共にプロジェクトリーダーに要求されるコミュニケーション力、調整力、協調性などの養成も期待できると思います。実践的技術者として社会に貢献できる技術者の卵がこのコースからたくさん生まれるものと確信しております。