イヌコクサゴケ Neobarbella comes (Griff.) Nog.
     イヌマゴケ目、トラノオゴケ科(Lembophyllaceae)

 

 コクサ(小草)ゴケに似た(イヌ)コケの意。
 石灰岩渓谷で、岩壁上のブッシュなどに着生して生育する。
 日本では、わずかに、西日本の数箇所の石灰岩地にのみ知られている。国外では、中国、フィリピンからも知られている。
 

2001/10/07 広島県下帝釈峡。石灰岩渓谷の岩壁で、谷底から数メートル程上のゾーンによく生育している。ブッシュから垂れ下がる感じで生育する。葉にツヤがあり、カガミゴケのような光り方をする。