カキネガラシ Sisymbrium officinale (アブラナ科 キバナハタザオ属
 カキネガラシはヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道から九州の路傍や草地などに生育している。踏みつけには弱いのではないかと思う。茎は直立し、途中から枝分かれして高さ80cm近くになる。根生葉は大きく、長さ20cmほどになるが、花が咲く頃には枯れてなくなる。上部の葉は小さく、羽状に深裂する。春から夏にかけ、枝分かれした茎の先端に次々と黄色の小さな花を咲かせる。花弁の長さは4mmほど。果実には短毛が密生し、枝に密着する。

上部の枝は分かれて次々と花を咲かせて伸びるカキネガラシの花
若い果実果実は茎に密着する茎葉
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