オアフ島のダイヤモンドヘッド、登山道のそばに黄色い花が咲いていた。アオイ科でキンコジカそっくりである。下山して入り口のインフォメーションセンターの掲示を改めて見ると、現在ではクレーターの中で、もっとも普通の在来植物であると記されていた。しかし、開花している個体はわずかに1株を確認できただけであった。帰化植物だらけのハワイでは、在来種に出会うのはなかなか難しい。イリマはハワイの呼び名なのであろう。夏の乾季には休眠し、冬の雨季に黄色からオレンジの花を咲かせる。葉は、両面鱗片状の毛があり、裏面脈上には多い。 |