アフリカヒメノボタン  Dissotis rotundifolia  (ノボタン科 ディソティス属
 ハワイ・オアフ島の山道でノボタンの仲間が花を咲かせていた。西アフリカ原産だそうなので、和名を付けるとすれば、アフリカヒメノボタンになるであろう。匍匐性の植物で、茎が地面に付くと節から発根して群落を広げる。葉は対生で長さ1.5〜7cm、幅は0.8から4cm。植物全体に毛が多いが、葉の両面と縁に毛がある。花弁の長さは20mm。雄しべは長いものが5本、短いものが5本ある。長い方の雄しべはこの仲間特有の形をしている。中間部分に黄色い葯状の構造物があり、ここから一旦引き返して湾曲し、先端は外側にでている形になっている。葯の色は淡紫紅色。短い方の雄しべの葯は黄色。全体としては、黄色い葯が10個、淡紫紅色の葯が5つあるように見える。英語名はSpanish showl 
アフリカヒメノボタン  Dissotis rotundifolia アフリカヒメノボタン  Dissotis rotundifolia  の花
花の中心部の拡大葉の裏面
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