ニトベカズラ (アサヒカズラ) Antigonon leptopus (タデ科 ニトベカズラ属
 那覇市の末吉公園で、谷筋の低木にツル植物が絡みつき、美しいピンク色の花を咲かせていた。名前を聞いたところ、アサヒカズラだとのこと。朝日のような美しい花を咲かせるという意味なのであろうか。

 アサヒカズラはメキシコ原産のツル性の低木。美しい花が咲くので栽培植物として導入したものが、沖縄では野生化しているらしい。調べてみるとタデ科植物でびっくり。ピンク色の花弁状のものは萼であることになり、おそらく長い期間美しさを保っので、栽培植物として注目されているのであろう。ネットで調べてみると、実にたくさんの英語名がある。注目の証である。

 あいにく谷底に生育していたので近寄ることができず、超望遠で撮影することになったが、花と葉の様子はシャクチリソバを連想させた。訪花昆虫がしきりに来訪していたので、蜜の分泌量も多いのであろう。地下部には球根ができ、食用にもなるという。
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