イブキシモツケ Spiraea dasyantha (バラ科 シモツケ属
 イブキシモツケは近畿以西の本州、四国、九州に分布する落葉の低木。岡山県では県の中部に分布する。急傾斜の崖などに生育することが多く、石灰岩地域にもよく見られる。遠目に見ると丸い花序はコデマリそっくりであるが、葉の形はより幅が広く、茎はあまり立ち上がらず、垂れ下がる。このような崖では、強度の乾燥に見舞われることがあるはずである。どんな仕組みでやり過ごすのであろうか。
 和名の由来は、最初に見つかった伊吹山のシモツケである。
 画像は岡山県の中心部、加茂川町のもので、道路の建設によって形成された崖に生育していたものである。崖には落石防止用のネットが張られており、ネットの下から伸びてネットを覆っている。このような落石防止用のネットが張ってあるような場所には結構おもしろい植物が生育していることがある。人間の作り出した地形ではあるが、おもしろい。

イブキシモツケ
イブキシモツケの花
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