ミツバツチグリ Potentilla freynianaバラ科 キジムシロ属
ミツバツチグリ Potentilla freyniana
ミツバツチグリ Potentilla freynianaミツバツチグリ Potentilla freyniana
 ミツバツチグリは広く刈り取り草原に生育するが、林縁や湿原の周辺にも生育する多年草。キジムシロにくらべ、弱い光でも生育できるか、あるいは水分を必要とするのではないかと思う。花は4〜5月に咲くが、葉は秋まで展開しており、湿原の調査では葉だけの姿でおなじみである。北海道から九州に分布し、朝鮮・中国・ウスリーなどにも分布する。和名は三葉土栗であるが、花は似ているもののツチグリのように顕著な地下茎があるわけでもない。英語名はChinese Freyn cinquefoil;Freynは植物学者名、cinqueは5なので、5小葉のオヘビイチゴの葉の仲間を意味している。

ミツバツチグリ Potentilla freynianaミツバツチグリ Potentilla freyniana
 ミツバツチグリの花弁は頂が凹んでおり、ハート型で可愛らしい。花弁同士は接するか、やや重なる。午前中は蜜をたくさん分泌し、たくさんの昆虫が来訪する。

ミツバツチグリの葉ミツバツチグリの葉
小葉の表面の拡大小葉の裏面の拡大
 ミツバツチグリの葉は3小葉からなる複葉。春早くから出る葉は小さく、その後に出る葉は大きくて2倍ほどもある。葉の表面は光沢があまりなく、ほぼ無毛。裏面には毛が散生(と思う)。花茎は有毛。
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top