ホソバオケラ Atractylodes lancea (キク科 オケラ属
 ホソバオケラは中国原産の栽培植物。薬用植物として栽培されている。本学の植物園の温室の中、オケラらしきものが花を付けていた。しかし、葉が細いし、ほとんど枝分かれしていない。花の苞が魚の骨状である点はオケラとそっくりである。葉の質もよく似ており、鋸歯が鋭い点も類似している。地表付近で幹が分かれるものの、茎は単幹であり、すっきりとした姿である。草丈は1m近いものもある。オケラと同様に、雌雄異株とのこと。花は8月から10月に咲く。花の色は、わずかに紅色を帯びた白色。漢方では、地下茎を健胃、利尿などに利用するとのこと。活花にも使えそうである。
ホソバオケラホソバオケラの頭花
ホソバオケラの茎葉葉の裏面拡大

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