キバナコウリンタンポポ Hieracium pratense Tausch. (キク科 ヤナギタンポポ属
 道路腋の吹き付け法面の斜面下部に見慣れぬ帰化植物とおぼしき植物が開花していた。調べてみるとキバナコウリンタンポポであった。ヨーロッパ原産とのことで、北海道に帰化しているとのことであるが、すでに岡山県でも帰化の報告があった。おそらく北海道からやってきたのではなく、ヨーロッパから輸入された牧草種子に混じっていたものであろう。葉は斜面を覆っており、長い毛が生えてコウゾリナの葉に似ている。自然の状態で裏返ってしまっている葉もあり、だらしない雰囲気であった。花茎は長いものでは60cm程。長い毛が密生しており、頂端に10個以上の頭花を付ける。最初に頂端の1つが咲き、その後周辺の花が次々と咲く。おそらく、5月の末から咲き始め、6月いっぱいは開花しているものと思う。牧草に混ざって次々と新参の帰化植物がやってくる。困ったものである。
キバナコウリンタンポポキバナコウリンタンポポ
キバナコウリンタンポポの生育地キバナコウリンタンポポの葉

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