ミコシギク Lcucanthemella linearisキク科 ミコシギク属
 ミコシギクは本州、九州の山地の湿地に稀に生育する多年草。ホソバノセイタカギクの別名があるように、葉は細く、上部の葉は線形となる。茎は細くて最初は立ち上がるが、次第に倒れかかり、他の植物に寄りかかった状況になっているものが多い。地下茎があり、安定した湿原では、主にこれによって繁殖しているものと思われる。栽培してみると、茎はほとんどツル植物のようで、自立できない。しかも、直射光が当たると葉がしおれるほど水揚げの能力が低い。風が吹き込まず、空中湿度が高く、半日陰のような状態でしか生育できないのではないかと思われる。花のイメージはフランスギクとそっくりであり、栽培品のイメージがある。花期は9月終わり頃から10月。
 秋に栽培種と見間違う花を咲かせる。ミコシギクは稀な種であるが、鯉が窪湿原には比較的生育個体数が多く、これほどの個体数が生育している湿原は鯉ヶ窪湿原だけであろう。

 (2012/07 属をキク属Chrysanthemum からミコシギク属 Lcucanthemella ニ訂正)
鯉ヶ窪湿原に咲くミコシギク(10月14日)ミコシギク Chrysanthemum lineare
ミコシギクの花ミコシギクの葉
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