ソリダゴ・ビルガウレア・ミヌタ Solidago virgaurea ssp. minuta
 アキノキリンソウ・・・日本においてもアキノキリンソウの仲間にはミヤマアキノキリンソウ、オオアキノキリンソウ、キリガミネアキノキリンソウなどの亜種や品種が認められている。スイスで出会ったS. virgaurea ssp. minuta は日本のアキノキリンソウとは亜種の関係にある。アキノキリンソウ属の植物は北アメリカが中心だそうで、ヨーロッパには自生種としては基本種と、この亜種が分布するのみ。
 森林地帯や草原の礫質土壌などの排水の良好な日当たりのよい場所に生育し、基本種の矮小型。晩夏から秋にかけて黄色い花を咲かせる。花が見事であり、茎もしっかりしている。全体の感じはアキノキリンソウよりもミヤマアキノキリンソウに近い。英語名は(Dwarf) Golden Rod:(矮小型の)黄金の棒という訳になる。その意味では、ミヤマアキノキリンソウの別名であるコガネギクと発想が同じである。和名を付けるとすれば、アルプスコガネギクでいかがでしょか?
Solidago virgaurea ssp. minutaの生育地
Solidago virgaurea ssp. minutaSolidago virgaurea ssp. minutaの頭花
葉葉 裏面の拡大
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