キダチアサガオ Ipomoea carnea ssp. fistulosa (ヒルガオ科 サツマイモ属) |
沖縄の町を歩いていると、公園のフェンス越しにアサガオの花が高い位置に見えた。木立アサガオの名札が付いている。なるほど、つるではなく、樹木として立っている。漢字では「木立」であるが、これが「キダチ」と読むのか「コダチ」と読むのかがわからない。ネット上でも両方引っかかってくる。ここではキダチアサガオとしておく。 原産地は南米のブラジル。英語名はBush morning glory まさに木立朝顔であるし、pink morning glory は美しい花の色に着目している。残念ながら、出会ったのが昼近くだったので、花が萎れはじめており、花冠の周辺がしなびている。ネット上の画像では、5弁状にやや凹凸があるようだ。たくさんのツボミが控えており、大きな花なので咲きそろえば見事だと思う。葉は大きくて落葉っぽいが、常緑樹だそうだ。 茎を傷付けると白い乳液が分泌され、有毒。薬用にも利用されるとのこと。残念ながら沖縄以北では栽培・開花は困難らしい。 |