イボクサは本州から南西諸島、朝鮮・中国に分布する一年草。水田や沼沢地、湖岸などの水湿地に生育し、水田の害草の1つとして知られている。普通に水田雑草として生育しており、放棄水田にも多いことから、除草剤にも抵抗性があるのであろう。
茎は斜めに立ち上がるが生長するにつれて横に這い、節から根を出し、所々から枝分かれして群落を形成する。9月の終わり頃から11月にかけ、淡い紫色の花を咲かせる。イボクサは疣取り草の意味であり、汁を付けると疣(イボ)が取れるからであるというが、特に薬効は知られていないようである。 |