アキノエノコログサ Setaria faberiイネ科 エノコログサ属
 アキノエノコログサは日本各地、朝鮮・中国・ウスリー・サハリンなどに広く分布する一年草である。路傍や放棄畑どに生育している。エノコログサよりも全体的に大型であり、より肥沃な場所に生育する傾向が高い。草丈は1m前後になり、他の植物と混生する事も多い。花穂は長く、先がたれる。花時期はエノコログサに比べて遅く、8月〜10月と図鑑には書いてあるが、これは当てにならない。6月の後半には咲き始めるので、花期だけでは分けられない。ただ、エノコログサは夏には終わってしまうので、秋に開花しているのは確かにアキノエノコログサである。刺毛は緑色のものが多いが、紫色を帯びるものもある。
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