ミズオオバコ Ottelia alismoides (トチカガミ科 ミズオオバコ属) |
ミズオオバコは湖沼や水田、用水路などに生育する一年生の水草。昔は用水路などにたくさん生育していたもので、珍しい植物でもなんでもなかったが、現在では絶滅危惧種に指定されている。下の1枚目の画像は1982年の8月、岡山市津島の用水路(とは言っても、どぶ川といったほうが適切か)に群生していたものである。水質は現在のほうが改善されているように見えるが、今はほとんど見かけない。水田への除草剤などの影響が大きいのかもしれない。 ミズオオバコの葉は薄くてスプーン型、生育しているときには形がよくわからない。葉脈がはっきりしているのがオオバコの葉のイメージなのであろう。数センチ程度の小さいものから手のひらよりも大きいものまであって、光環境などに対応しているのかも知れない。 アジアからオーストラリア北部に分布するとの事。水田環境に適応しているのであろう。英語名は duck-lettuce アヒルが食べるのでしょうか? |
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