コケをわかる 3.ルーペを使いこなそう、採集して標本を作ろう

ルーペを使ってみよう

  ルーペは眼に近づける,見たいものをルーペに近づける
  見たいものに光があたり,明るくなるようにする

コケを採集しよう
 1.純群落を探す
 2.左手でコケ群落を押さえて、右手でつまむ
   穴が開いた場合には、軽く、群落を押さえておく
 3.(採集量) 同定だけなら手のひらの四分の一〜半分
          分類研究資料としては手のひら大ほど
 4.(ゴミや土)適当に落とすが、混じっていてもよい
 5.(採集袋)採集後、同定までの手順を効率よく行うためには、専用の 採集袋を用意する.

コケの標本を作ろう
  
  コケのほとんどの種は,野外で目視による同定が難しいため,種名確認を
 行うためには,持ち帰り,実体顕微鏡と光学顕微鏡による検鏡が必要です.
 種名などを調べたコケは,必ず,標本にしましょう.
 1.乾燥
   採集したものを、そのまま(採集袋に入れたまま)、乾かす
 2.標本袋へ
   標本が乾いたら、標本袋に移す
   野外で採集袋などにノートしたものは、そのまま、標本袋に
   入れておく
   (改めて、書き写さない方がよい)
 3.(標本ラベル作製)
   採集後、なるべく早く作製し、採集袋か標本袋に同封または
   添付する。

    (必要記載事項)
      いつ?(採集年月日),どこで?(採集場所),誰が?(採集者名)を
      明記しておきましょう.
    
   整理・同定を効率よく行うには、標本ラベルに属名までが
   記載されていると便利
です.
     (「種名」は同定確認後に記載する)

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