|
2011年度屋久島実習(「エコツーリズム技法」)
大学コンソーシアム岡山に科目提供している屋久島実習
「エコツーリズム技法」を実施した。
3大学の24名が参加し,引率教員2名と現地講師3名により
野外実習をおこなった。
事前に、2回の説明・講習会(6月18日、8月6日)と
シュノーケリング講習を行った。また、実習終了後の
10月29日に、事後講習となる報告会を開催した。
参加者
同行教員
西村直樹:岡山理科大学 自然植物園 教授
高橋和成:岡山理科大学 非常勤講師(岡山理科大学付属中・高校)
現地講師
松本 毅:岡山理科大学 非常勤講師(Ynac所属)
小原比呂志:岡山理科大学 非常勤講師(Ynac所属)
市川 聡:岡山理科大学 非常勤講師(Ynac所属)
参加学生: 24名
岡山大学(4年生2名)、ノートルダム清心女子大学(4年生4名)、
岡山理科大学(1−3年生18名)
実習内容の決定と班分け
応募者と面談し、また現地講師と相談の上、山と海の
2コースの実習実施を決定した。次の班分けをおこなった。
山班(19名4班):読図、山中泊、沢登りなど野外活動と
動植物観察技法の習得を目的とする。
海班(5名1班):シュノーケリング技術と海洋生物の
観察技法習得を目的とする。
事前説明・講習会:
第1回(6月18日、10am〜3pm,岡山理科大学)
内容:実習の概要説明、参加者自己紹介、
野外炊事用品の使用。
第2回(8月6日、10am〜3pm,岡山理科大学)
内容:旅行保険の説明、個人装備の説明・配布,
テント組立、野外炊事用品の使用。
シュノーケリング講習:インナースペースの講習に4名の
希望者が参加した。
屋久島実習内容:
8月29日:屋久島の宿舎集合.夜、「屋久島の自然」の講義
8月30日:山班:読図、安房歩道の針葉樹林,庭泊
海班:シュノーケリング(一湊海岸)
8月31日:山班:楠川歩道山中泊
海班:シュノーケリング (一湊海岸)
9月1日:山班:たいこ岩登山
海班:シュノーケリング(栗生海岸)
9月2日:山班:平地川沢登り
海班:シュノーケリング(湯泊海岸)
9月3日:荷物整理・清掃後,現地解散.
本年の実習は、台風12号の接近により,実施が危ぶまれたが,
台風の速度が遅く,進路が屋久島のはるか東側であった点と,
現地講師の適切な判断により,特に危険を感じることもなく,
ほぼ予定通りのプログラムを実施することができた。
事後講習
10月29日,1pm〜3pm,岡山理科大学第10学舎
実習参加者は,実習の終了後,パワーポイントを使用して,
屋久島実習において最も印象的であったことや興味をもった
ことに関するまとめをおこなった。
報告会では,それぞれがまとめたパワーポイントを用いて,
3〜10分のプレゼンテーションをおこなった。
参加者の感想
*自然とじかに触れ合う機会を得たことで、エコツーリズム
という考え方を理解することが出来たと思う。
*エコツーリズムという自然を理解して楽しむ観光を広げて
いくことで多くの人々に自然について関心を持ってもらい、
そこから自然保護の輪が広がっていくとうれしい。
BACK