2012年度「エコツーリズム技法」 BACK
2大学の15名が参加し,同行教員2名と現地講師3名が
指導して屋久島実習をおこなった。また,野外実習準備と
なる事前講習と,実習のとりまとめとしての事後講習・報告
会を行った。
同行教員
西村直樹:岡山理科大学自然植物園
能美洋介:岡山理科大学生物地球学部
現地講師
松本 毅:岡山理科大学 非常勤講師(Ynac所属)
小原比呂志:岡山理科大学 非常勤講師(Ynac所属)
市川 聡:岡山理科大学 非常勤講師(Ynac所属)
参加学生:15名
倉敷芸術科学大学(2年生1名)、
岡山理科大学(生地1-2年生14名)
実習内容
1.実習内容の決定と班分け:
応募者と面談の上,エコツーリズムと野外技法の
2コースの実習実施を決定した。次の班分けをおこなった。
エコツーリズムコース(2班11名):
沢登り,シュノーケリング,森歩きを通して,屋久島の自然の
成り立ちと仕組みを体験的に学ぶとともに,エコツアーの
技法習得を目的とする。
野外技法コース(1班4名):
沢登り,山中泊を通して野外活動技法の習得を目的にする。
2.事前講習:
説明・講習会(5月27日,10am〜3pm,岡山理科大学)
実習の概要と障害保険の説明,参加者自己紹介,
野外炊事用品などの使用法を解説。
野外講習(6月30日-7月1日,岡山理科大学自然植物園)
野外技法コースの学生を対象に,野外で宿泊講習を行った。
シュノーケリング講習
エコツーリズムコースの学生全員が学外専門家による
指導を受けた。
3.屋久島実習:平成24年9月6日(木)〜9月10日(月)
9/6:屋久島の宿舎に現地集合。
夜,現地講師による「屋久島の自然」の講義。
9/7:全員:平地川沢登り。
9/8:エコツーリズムコース:シュノーケリング (栗生海岸)。
野外技法コース:読図訓練,淀川小屋そばで山中泊。
9/9:エコツーリズムコース:読図訓練,ヤクスギランドで屋久杉の森歩き。
野外技法コース:黒味岳登山。
9/10:全員:大川の滝,西部林道にて地質,動植物を観察。
午後,宮之浦で現地解散。
本年の実習は,天候に恵まれたため,素晴らしい山・川・海と
星空が学生に大きな感動を与えたようである。しかし,学生の
昨年より1泊短くし,4泊5日で実施したので,スケジュールが
ややタイトであったのは反省点である。
4.事後講習(12月22日,1pm〜3pm,岡山理科大学11052教室)
参加学生は,実習終了後,パワーポイントを使用して,屋久島実習の
まとめを作成した。
報告会では,各学生が作成したパワーポイントを用いて,5〜10分の
プレゼンテーションをおこなった。
次のような感想があった。
*屋久島という大舞台で壮大な自然に直接触れることができ、
フィールドワークの重要性を改めて認識しました。そして
仲間と協力し合って物事に取り組む大切さを学びました。
*フィールドに出て実際に触れること,本物に触れる楽しさを
学んだ。今後,さまざまなことに挑戦し,自分なりの『発見』を
増やしていきたい。