本年の目的:
「科学トライアングル岡山」先進科学教育部門が平成2021年度に企画・試行した屋久島野外実習の成果を踏まえて、本年は、屋久島実習科目「エコツーリズム技法」を大学コンソーシアム岡山に科目提供し、異なる大学からの様々な分野・学年の学生に対して野外実習に関する単位認定を行う上での問題点を探る。

参加者:
岡山大学、岡山理科大学、就実大学の3大学から22名(1年生1名、2年生2名、3年生16名、4年生2名、大学院1年1名)の応募があった。引率教員3名と補助員2名、現地講師3名により6日間の野外実習を行った。

事前講習会:
野外活動用品の使用に慣れることと参加者間のコミュニケーションを図ることを目的として、2回の説明・講習会(73日、81日)を行った。また、然るべき時期に、事後講習となる発表会を開催する予定である。

Back

2010年夏(9月1日〜6日)
屋久島実習「エコツーリズム技法」
(大学コンソーシアム提供科目)
(「科学トライアングル岡山」先進科学教育部門の主催により実施)

実習内容:山と海の2班に分かれて実施。

91日:岡山発,屋久島の宿舎着.夜、現地講師による「屋久島の自然」に関する講義。

92日:山班:読図講習と西部林道で照葉樹林の生物観察、夜に庭泊キャンプ

海班:春田浜でシュノーケリングの基礎

93日:山班:白谷雲水峡の楠川歩道で山中宿泊キャンプ

海班:安房川でリバーカヤックと汽水域生物の観察

94日:山班:たいこ岩登山

海班:一湊海岸でシュノーケリングによる生物観察

95日:山班:平地(せいじ)川で沢登り

海班:一湊海岸でシュノーケリングによる魚類の見分け方実習

96日:屋久島発,岡山着