講義(非常勤)予定:2019年度
revised at March 16, 2019

1.生物地球学部生物地球学科での講義

エコツーリズム技法(対象:1年生,通期,夏休み期間中の集中野外実習.2010年度より大学コンソーシアムに科目提供しています)

 屋久島で4日間,プロのエコツアーガイド(Ynac)の方々の指導の下, 屋久島の大自然を体感し,自然の仕組みを学び,自然との共生を考えることを目的にしています。 

 フィールドワークを主体とする研究や仕事を行う上で,最も基礎となる野外での生活・活動のノウハウとともに,自然とどのように向き合うかという姿勢を学んでいただきたいと考えています.

 事前に,キャンプ・装備使用法・地形図の見方・屋久島の自然解説などの説明・講習会を2回ほど行います。事後には、実習したことをまとめ、報告会でプレゼンテーションしていただきます。

 なお,屋久島には現地集合・現地解散。往復交通費・滞在費,用具レンタル費用は自己負担です。

 

植物系統分類学(対象:2年生,春1期,木の2・3限目に)

 人間は,この3世紀あまりの間,地球上の多様な生き物をどのように認識してきたのでしょうか? サイエンスの世界でどのような取り扱いをしてきたのでしょうか?
 「種(しゅ)」や「分類群」をどのように認識し,認識したものにどのように「命名」し,さらには近縁・系統関係をどのように理解しようとしたのかを解説し,ともに考えたいと思います.
 生き物を取り扱う研究・報告を行う上で,最も基礎的な概念や考え方を習得していただきたいと考えています.

 


2.大学院(修士課程、生物地球科学専攻)での講義

植物分類学特論(春期,木曜日4限目) 

 「種」の概念を表現する「学名」はどのようにして命名されているのか? 生命科学にたずさわる上で必須の基礎知識である「国際植物命名規約」を解説します.また,学名を記述するラテン語や論文作成の参考となる「Style Manual」を紹介します.