自己紹介:
京都府北部の出身.
19歳で金沢に.
翌年,当初目指した教育学部から理学部に再入学した.誰もいない真っ白な山斜面をスキーですべりたくて,山岳部のドアをたたく.以後,学生生活の大半は山,山,山.生き方や仕事のやり方など生きていく上で必要なほとんどを山岳部で学んだ.
山岳部3回生(22歳)のとき,4ヶ月間,南米のペルーに.アンデスはコルディエラ・ブランカを徘徊.チャクララフの麓で,同行のA.T.氏より植物学の手ほどきを受け,コケ植物の分類学研究に憧れを抱いた.
「コケをやりたいなら広大に」ということで,大学院は広大に.念願のコケ研究をはじめたのは26歳の春だった.学問的にも人間的にも敬服しえる先生方や
先輩達,楽しい同僚,ぎっしりと並ぶコケの図書,天井に届くほどに積み上げられたコケ標本,,,毎日が夢の中のようだった.コケを検鏡するのが楽しくて, 楽しくて,もうちょっと,もうちょっと,と思ううちに外が白々としてくるという日々だった.
M2の終わる頃,伴侶を得る.
D3終了とともに,岡山理科大学蒜山研究所助手として採用される.以後,22年間ほどを岡山県北に位置する蒜山高原の研究所で過ごす.
2003年春に自然植物園に移籍.翌年秋,本学キャンパス内に研究室を得て,活動拠点を岡山市に移す。2010年11月には自宅も,鳥取県から岡山市に転居。平成31年3月に予定の定年退職までの残り少ない年月を,コケ植物の研究・教育・普及に費やしたい!と,思っている。(Oct. 24, 2012)
|