岡山理科大学自然植物園


アオツヅラフジ Cocculus orbiculatus (L.) Forman

 ツヅラフジ科 Menispermaceae

アオツヅラフジは落葉するつる植物である.本種の属するツヅラフジ科は木本と草本がある.そのうち,アオツヅラフジ属にはつる植物の本種と木本植物の「イソヤマアオキ」の2種がある.

雌雄別株で夏に黄色〜黄緑色の花を付け,秋に青い小さな実をブドウのような房状につける.また,つる植物なので実の重さで湾曲している個体をよく見かける.

茎と根には薬用成分であるアルカノイドを多く含み,乾燥後煎じて飲むと鎮痛作用をもたらすようです.中国では生薬「木防巳」として扱われています.

和名「アオツヅラフジ(青葛藤)」で青い実の色から由来していると考えられる.別名「カミエビ(神海老)」.

Coll. A. Ohtani  July 15, 1997 Coll. A. Ohtani  November 10, 1998 平成21年秋の植物画教室受講生作品 平成21年秋の植物画教室受講生作品

October 10, 2007October 10, 2007