岡山理科大学自然植物園


エノキ
Celtis sinensis Pers. var.japonica (Planch.) Nakai

  ニレ科 Ulmaceae

大きな大木となる落葉樹.幹は径が50〜100cmに達することも少なくない.
葉は先端のとがった楕円形,長さ5〜10cm,縁にゆるい鋸歯がある.
この鋸歯は基部になるにつれ,なくなる.
葉脈が顕著で基部からはっきりした3脈があり,さらにそこから1〜4対の脈を生ずる.
花は4〜5月.本州から九州の暖温帯にふつうに見られる.
品種として,シダレエノキ(f. pendula Makino)がある.
この種は分枝が垂れ下がることでエノキと区別する.



Coll. A. Ohtani  June 13, 1997 Coll. A. Ohtani  June 10, 1998