ギョウギシバ Cynodon dactylon (L.) Pers.

　 イネ科 Gramineae

ギョウギシバは人の暮らすところならどこでも見られる多年草である．平野部のみならず，海岸でも匍匐する茎を伸ばし，一面に生えているのが見られる．それをうまく刈りそろえて芝生として利用することもあるし，雑草として駆除されてしまう場合がある．

和名「ギョウギシバ（行儀芝）」で整列したように生えるのでその様子からついたものと考えられる．近縁種に「オオギョウギシバ」がある．ギョウギシバに比べ，植物体が大きいこと，匍匐する茎が長く2-3mにも伸びることで区別される．

日本には北海道〜沖縄地方まで幅広く分布する．