岡山理科大学自然植物園


ハルジオン
 Erigeron philadelphicus L.

  キク科 Compositae

ハルジオンは日当たりのよい草地に生える多年草である.花が咲いてから枯れるまでが短いが,根の生存率が高く,種子の発芽率もよいので広範囲にわたってみることができる.

1950年代に日本に帰化した.大きいものは高さ1mほどになり,植物体全体に毛がある.近縁種には「アズマギク」や「ミヤマノギク」がある.ヒメジョオンと混同されやすいが,ハルジオンは茎が中空(茎を折ると中身がつまっていない)であること,つぼみのときは下向きであることで区別されている.また,ヒメジョオンとは別属である.

日本には北海道〜九州まで幅広く分布する.

Coll. A. Ohtani  April 27, 1999