岡山理科大学自然植物園


ヒイラギ
Osmanthus heterophyllus (G. Don) P. S. Green

  モクセイ科 Oleaceae


ヒイラギは庭木として知られる常緑樹である.
白く香りのある花を11月につけ,翌年の夏頃に黒色の果実をつける.
葉は対生し,長さ3〜5cm,厚くて硬く,表面に光沢があり裏面には緑色の細点がある.
葉の長さが短いことにより,同属の他の種と区別する.
また,若い木の葉は鋭くとがった歯牙をつけるが,成長するにつれなくなり,最後は全縁となる.
夏頃に楕円形で黒色の核果をつける.この核果は動物(特に鳥類)の食物となる.
本州関東以西〜九州・琉球に分布する.雌雄異株.



Coll. A. Ohtani  October 28, 1998