ヒカゲスゲ Carex lanceolata Boott カヤツリグサ科 Cyperaceae ヒカゲスゲは北海道から四国までふつうに見られる植物である. 写真のような花の時期が5から6月と短いのでその時期を逃すと種名を決めるのが大変困難である. しかし,ヒカゲスゲの葉は古いものになると葉先がクルクルとカールしているので時期をはずしても目星はつけやすい. 2003年に本種によく似た「ビッチュウヒカゲスゲ:Carex bitchuensis T.Hoshino & H.Ikeda」が発表された.