岡山理科大学自然植物園


ヒメカンスゲ Carex conica Boott
 
 カヤツリグサ科 Cyperaceae

ヒメカンスゲは北海道から九州まで幅広く分布する植物である.
目立った花は付けないが,小穂(しょうすい)と呼ばれる穂をつける.

頂端についているのが雄小穂(ゆうしょうすい)で棍棒状である.

また,染色体数が2n=36のものは葉身の鞘が濃茶色になる.このタイプは主に山地に広く分布する.
瀬戸内海沿岸でみられるものは2n=32で色がつかない.

(参考:岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科星野研究室

 Coll. A. Ohtani  April 22, 1998