ヒメカンスゲ Carex conica Boott カヤツリグサ科 Cyperaceae ヒメカンスゲは北海道から九州まで幅広く分布する植物である. 目立った花は付けないが,小穂(しょうすい)と呼ばれる穂をつける. 頂端についているのが雄小穂(ゆうしょうすい)で棍棒状である. また,染色体数が2n=36のものは葉身の鞘が濃茶色になる.このタイプは主に山地に広く分布する. 瀬戸内海沿岸でみられるものは2n=32で色がつかない. (参考:岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科星野研究室)