岡山理科大学自然植物園


イヌコウジュ Mosla punctulata (J.F.Gmel.) Nakai

 シソ科 Labiatae

イヌコウジュは山道脇に見られる1年草である.秋に淡い紫色〜ピンク色の花を付ける.つぼみはたくさんつけるのだが,咲くのは一気に咲かずにポツポツと咲く.植物体は人間のひざ程度までのびる.茎の断面は四角.

近縁種には「ヒメジソ」や「シラゲヒメジソ」がある.これらとは葉に厚みがあり,葉の鋸歯が6個以上あることで区別されます.また和名「イヌコウジュ」は「犬香需」で「コウジュ」に似るが,役立たないことを指す.ちなみに「コウジュ」は漢方薬として利用されている.

日本には北海道〜琉球地方まで幅広く分布している.

Coll.  A. Ohtani  September 29, 1998 Coll. A. Ohtani  October 12, 1998 Coll. A. Ohtani  October 28, 1998