岡山理科大学自然植物園


イヌタデ
Polygonum longisetum De Bruyn

 タデ科 Polygonaceae

イヌタデは日当たりの良い斜面や野原に普通に見られる1年草である.長い匍匐枝をのばし,群生する.初夏から秋にかけて花を密に付ける.この花は多数の花が集まって1つの花序をつくっている.ピンク色の部分が花に見えるが,実はこれは顎である.これによりイヌタデはいつもピンク色の花をつけているような印象を与えているのである.近縁種にはハナタデがある.ハナタデは花がまばらにつくことでイヌタデと区別できる.

日本には北海道〜九州まで幅広く分布している.岡山理科大学構内でも良く見られる.

Coll. A. Ohtani  August 4, 1997 Coll. Y. Hada  August 9, 1993 平成21年秋の植物画教室受講生作品