岡山理科大学自然植物園


イチゴツナギ Poa sphondylodes Trin.

 イネ科 Gramineae

イチゴツナギは日当たりの良い平地から人里に普通に見られる多年草.束になって直立して生え,匍匐枝はない.初夏に花を付ける.植物体は高さ30〜60cmでやや硬質,茎はざらつく.近縁種には「ナガハグサ」がある.ナガハグサとは束になって生え,匍匐枝を持たないことで区別できる.和名「イチゴツナギ」は「苺繋」である.また,茎がざらつくことから「ザラツキイチゴツナギ」の別名がある.

日本には北海道〜九州に幅広く分布している.

Coll. A. Ohtani  May 13, 2000