岡山理科大学自然植物園


ムクゲチャヒキ Bromus commutatus Schrad.

  イネ科 Gramineae

ムクゲチャヒキは1950年頃から日本に帰化してきた植物.原産地はアフリカ〜西アジアと考えられている.荒地など日当たりの良いところに生育する.植物体はひざ下〜1m程度,葉は細長く幅約5mmで葉鞘とともに毛がまばらにある.小穂には毛がない.小穂は果実が完熟すると,そのつど地面に落ちていく.近縁種の帰化植物にはカラスノチャヒキ(Bromus secalinus L.)やコスズメノチャヒキ(B. inermis Leyss.)が知られている.

日本には北海道〜本州などに分布が知られている.

Coll. A. Ohtani  June 2, 2000