岡山理科大学自然植物園


ナガハグサ
 Poa pratensis L.

 イネ科 Gramineae

ナガハグサは日当たりの良い山地に生える多年草.植物体はひざ下から1m近くにもなる.葉は幅2-5mm,茎よりも短いことが多い.初夏〜夏にかけて花をつけ,円錐花序となる.花序は長さ10-20cm,小穂は約5mm.もともと牧草として移入されたものであるが,現在は帰化植物としてどこでも見ることができる.イチゴツナギPoa sphondylodes Trin.と似るが,長い匐枝を持ち,大株とならないことで区別できる.また,イチゴツナギには多くの変種があるので分類は難しいことも知られている.

日本には北海道〜本州に分布している.

Coll. A. Ohtani  May 25, 1999