岡山理科大学自然植物園


オオバナニガナ Ixeris dentata var. albiflora forma amplifolia (Kitam.) Hiyama

  キク科 Compositae

オオバナニガナは山地や人里の日当たりの良い草地で見られる多年草.植物体は高さ20-50cm,茎は細く折ると白い汁がでてくる.根出葉と茎葉があり,根出葉は楕円形,長さ5-15cm.茎葉は楕円形,長さ5-10cm,先端が尖る.初夏〜夏にかけて黄色の花弁をもつ頭花を円錐状につける.基本種は「ニガナ Ixeris dentata (Thunb.) Nakai」でオオバナニガナ(8枚)は舌状花がニガナ(5枚)より多いことが知られている.その他,亜種として「クモマニガナ subsp. kitamurana Kitam.」や「タカネニガナ subsp. alpicola (Takeda) Kitam.」が報告されている.

日本には北海道,本州,四国,九州まで幅広く分布する.

Coll. Y. Hada  June 3, 1993