東京、日帰り出張 −関ヶ原は雪、岡山と静岡は快晴−

 例年、1月の終わり頃から2月の始めにかけて、かなり冷え込み、雪が降ることがある。1月29日は岡山でも本年初の積雪があり、朝の通勤は大渋滞。自分の車が四駆であっても、他の車が立ち往生するので何の役にもたちはしない。1時間目が小生の試験だったので、進まない渋滞に業を煮やし、家に帰って自転車に乗り換え、大学に出勤した。大学に着いてみると何のことはない。休講となっていた。携帯をバイブにし、コートに入れていたのでわからなかった。

 30日は東京に日帰り出張。朝出てみると、快晴。しかし新幹線は停電事故で遅れているという。とりあえず駅に向かう。案の定、関ヶ原は積雪30cm程度。新幹線は停電事故の影響もあって、1時間遅れの東京着となった。
 関ヶ原は日本海からの冷気の通り道であり、高い山に当たることなく、琵琶湖付近から関ヶ原、そして名古屋へと抜けていく。このために例年積雪に悩まされる地域である。駿河湾から流れ込む冷気は海抜600m程度の尾根を越えて琵琶湖に流れ込み、伊吹山(1377m)と霊仙山(1080m)の間、海抜300程度の関ヶ原を越えて濃尾平野へと流れていく。冬の北風の流れ道になっているわけであるが、このルートは生物にとっても回廊:コリドーになっているのではないかと思われる。というのは、この地域では本来ならばより高い海抜地に生育するような植物が平地に分布していたりする。自然条件の特異さが、生物相にも反映されている。、

関ヶ原付近、スギに積もった雪

快晴のもと、光り輝く富士山

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