5月19日 −管理休耕田の初夏−





 時折、バスで通勤することがある。そのときにはできるだけ、車で通らない路を歩くことにしている。減反政策によってイネを作付けすることはできないが、すぐに復田できる状態で管理する「管理休耕田」の植生はおもしろいので、注意してみている。

 この画像はそのような場所の1つであり、一面の黄色に紫色の部分がモザイクになって、とても美しい景観であった。色の濃い部分はゲンゲであり、まだ咲き残っている。色の黄色い部分はハハコグサの一面の開花であり、スズメノテッポウやセトガヤも黄色く熟して種子を散布しつつある。本来ならば、そろそろ耕起される頃であるが、その季節にあわせて種子を熟させている。

 耕さなければ、こうなることもあるのですね・・・

もどる / HPにもどる