針葉樹林帯から森林限界へ
針葉樹林

 海抜2500m付近の植生。オオシラビソが多いようであったが、シラビソも混生しているものと思われる。
針葉樹林

 枯損木が点在しているが、針葉樹林ではごく普通であり、このような枯損木の倒伏が新たな樹木の侵入基点となって森林が更新される。
ダケカンバの疎林とハイマツ

 針葉樹林を抜けるとハイマツ群落となるが、夏緑広葉樹であるダケカンバだけが高木となっている。
 ダケカンバは寿命の長い広葉樹であり、森林限界付近でも生育できる。
森林限界付近

 更に標高が高くなるとダケカンバも低木状になり、やがて高木の生育は見られなくなる。

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