霧ヶ峰の湿原

 霧ヶ峰は諏訪市と下諏訪町にまたがる高原地帯であり、この地域には八島ヶ原、踊場、車山の3つの性格の異なる湿原が発達している。これらをあわせて霧ヶ峰湿原と総称しており、昭和14年に国の天然記念物に指定されている。
八島ヶ原湿原
(やしまがはら)
 東西約800m、南北約1km.面積約43.2ha.典型的な高層湿原であり、東西2つのドームが発達している。ドームの中央部分は周辺に比べて約7m盛り上がっており、堆積している泥炭の厚さは8.5mもある。
 世界的にも有数の良好に保存された高層湿原である.
車山湿原
(くるまやま)
車山と蝶々深山(ちょうちょみやま)の鞍部から谷部にかけて発達している.面積約8.3ha.比較的急峻な谷状の地形に発達しており、泥炭の厚さは0.5〜1.5m.
踊場湿原
(おどりば)
車山から下った「池のくるみ」にある面積7.9haの湿原.緩やかな傾斜を持つ谷に発達した湿原であり、泥炭層の厚さは約2.5m



霧ヶ峰 八島ヶ原湿原にて

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