
アカマツ Pinus densiflora Sieb. et Zucc.
マツ科 Pinaceae
アカマツは常緑の高木であるため,堤防や風除けに植えられることが多い.自然では森や林にも成育し,根元ではマツタケがとれることで珍重される.
近縁種にはクロマツがあるが,クロマツとは樹皮の色が赤味を帯びていることと葉の断面をみたときに樹脂道が外側にならぶことで区別される.また,しばしばクロマツと雑種を作ることが知られている.雑種には特徴に応じてアイグロマツ,アイアカマツ,アイノコマツなど両親のどちらかに似ているかにより名前が異なる.
日本には沖縄地方を除く,北海道〜九州まで幅広く分布する.
アカマツの別名を「メマツ(雌松)」,クロマツの別名は「オマツ(雄松)」で,全体の様子から雄と雌とを決めたようである.



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