
アオカモジグサ Agropyron racemiferum (Steud.) Koidz.
イネ科 Gramineae
アオカモジグサは山地から平野部に普通に見られる多年草である.和名「アオカモジグサ」のとおり植物体全体が青みがかっていると思いがちだが,近縁種である「カモジグサ」も青みがかった種であるので色での区別は難しい.
実際にこの2種を区別するにはノギとよばれる部分の長さを比較する必要がある.このノギは外から見ると毛やトゲに見える部分を指す.アオカモジグサのノギの長さが1cm程度であるのに対し,カモジグサは1-3cmと長い点で区別できる.
日本には北海道〜九州まで幅広く分布している.
自然植物園だけでなく岡山理科大学構内でも春から夏にかけて生育しているのがよく見られる.


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