
バケヌカボ Agrostis dimorpholemma Ohwi
イネ科 Gramineae
バケヌカボは夏に花をつける単子葉植物である.コヌカグサとよく似ているが,コヌカグサより葉の幅が広いこと,小穂のノギがあるものとないもの両方があること,花序につく小穂が少ないことで区別されている.
日本には本州と九州に分布している.また,本種は1941年に大井次三郎が箱根産の標本を用いて新種記載を行った種である.よって,本州では関東地方を中心に分布が知られていたが,最近になって中国地方や東北地方でも知られるようになった.


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