
ベニバナボロギク Crassocephalum crepidioides (Benth.) S. Moore
キク科 Compositae
ベニバナボロギクは1950年代から急速に分布を広げた帰化植物である.キク科に属し,ベニバナボロギク属として1属1種として扱われている.1年草であるが,秋の終わりに綿毛をつけた痩果を飛ばす.これにより分布を広げたと考えられる.おそらく,痩果の発芽率は高いのであろう.
和名「ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)」は頭花が赤く色づくことから.若い葉の基部が赤くなることもある.また,茎が柔らかいため食用にしていたらしい.まれに植物体全体が白くまだらになっている個体があるが,これは「うどんこ病」にかかったためである.
日本には北海道を除く,本州〜九州,沖縄地方に分布している.


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