
ガマズミ Viburnum dilatatum Thunb.
スイカズラ科 Caprifoliaceae
ガマズミは葉脈の目立つ幅広い葉に可憐な花をつける落葉樹である.5m以上の高木にはならないため扱いやすく,公園や学校によく植栽されている.初夏になると白い小さな花を付ける.この花はおしべの花糸が長いため,花序に小さなトゲがついているように見える.秋になると赤い実を鈴なりにつける.この実は食べることができ,甘酸っぱく,果実酒としても好まれる.
別名「ヨソゾメ」「ヨツズミ」「アラゲガマズミ」.近縁種に「コバノガマズミ」があり,葉の幅が広く,柄が長いことで区別されている.
日本には北海道〜九州まで幅広く分布している.


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