
ガンピ Wikstroemia sikokiana Franch. et Savat.
ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae
ガンピは日当たりのよい山地に生育する落葉樹である.その樹皮は和紙の材料の1つとして知られ多用されていた.春から初夏にかけて,ラッパ状の黄色い花をつける.
察するに種小名「var. sikokiana」から種名が付けられたタイプ標本は四国産の個体であったと考えられる.スゲ属(Carex)にも同じ種小名をもつ種「ベニイトスゲCarex sikokiana Franch. et Sav.」がある.学名をつけた人も同じFranchetとSavatierの2人である.
和名「ガンピ(雁皮)」.別名「カミノキ(紙の木?)」.近縁種にはガンピを中心に「ミヤマガンピ」「キガンピ」「コガンピ」などがある.
日本には本州(関東地方)〜九州にかけて分布する.


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