
ハルジオン Erigeron philadelphicus L.
キク科 Compositae
ハルジオンは日当たりのよい草地に生える多年草である.花が咲いてから枯れるまでが短いが,根の生存率が高く,種子の発芽率もよいので広範囲にわたってみることができる.
1950年代に日本に帰化した.大きいものは高さ1mほどになり,植物体全体に毛がある.近縁種には「アズマギク」や「ミヤマノギク」がある.ヒメジョオンと混同されやすいが,ハルジオンは茎が中空(茎を折ると中身がつまっていない)であること,つぼみのときは下向きであることで区別されている.また,ヒメジョオンとは別属である.
日本には北海道〜九州まで幅広く分布する.


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