
ヒノキ Chamaecyparis obtusa (Sieb. et Zucc.) Endl.
ヒノキ科 Cupressaceae
ヒノキは常緑の高木でスギとともに植林に用いられていることが多かった.昔は木材として利用されタンスなどが作られていた.最近ではスギと並んで花粉症の原因の1つとして嫌われている.それに対し,ヒノキの持つ成分からハンドクリームや香料など薬品としての商品価値が見直されている.
植物体は20-30mの高さにまで成長し,春から夏にかけ花を咲かせる.このときに雄花でつくられる花粉が風に乗ってよく飛散するので花粉症の原因となる.花は雌雄同株で,秋から冬にかけて硬い殻(りん片)を持った実をつける.
和名「ヒノキ」は「火の木」で火を起こすときに利用されていたことに由来する.
日本では本州〜九州に分布する.


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