
ヒサカキ Eurya japonica Thunb.
ツバキ科 Theaceae
岡山県のほぼ全域に分布する常緑樹である.お盆などで墓参りや仏壇にお供えする「サカキ」の近縁種.サカキとは葉の幅が狭く,縁が鋸歯状になっていることで区別される.
3-4月に下の写真のような小さく白いかわいらしい花を枝にびっしりとつける.花の大きさは5mmくらいで,独特の香りがある.10-12月になると真っ黒な果実をつけ,冬になると鳥に食べられることが多い.
葉に斑が入ったものは園芸種として扱われており,販売されている.また,花も白色以外にも黄緑がかったものやピンク色がかったものも見られる.
日本では北海道を除く,本州,四国,九州,沖縄地方に分布している.
 


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