
ホソムギ Lolium perenne L.
イネ科 Gramineae
ホソムギは山地から人里でよく見られる多年草である.もともと日本原産ではなく,明治時代に牧草用として持ち込まれた種(ペレニアル・ライグラス)である.現在ではほぼ野生化しているが,ネズミムギなど近縁種との区別が困難である.
ネズミムギに比べ,葉が細く,小穂につく花の数が10個以下と少ないことで区別できる.初夏から夏にかけて花をつける.この花は花弁を持ったものではなく,おしべが成熟して花粉をつけることを指す.
日本には北海道〜本州まで幅広く分布している.近縁種にはネズミムギの他,「ドクムギ」がある.


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