
イヌコウジュ Mosla punctulata (J.F.Gmel.) Nakai
シソ科 Labiatae
イヌコウジュは山道脇に見られる1年草である.秋に淡い紫色〜ピンク色の花を付ける.つぼみはたくさんつけるのだが,咲くのは一気に咲かずにポツポツと咲く.植物体は人間のひざ程度までのびる.茎の断面は四角.
近縁種には「ヒメジソ」や「シラゲヒメジソ」がある.これらとは葉に厚みがあり,葉の鋸歯が6個以上あることで区別されます.また和名「イヌコウジュ」は「犬香需」で「コウジュ」に似るが,役立たないことを指す.ちなみに「コウジュ」は漢方薬として利用されている.
日本には北海道〜琉球地方まで幅広く分布している.


|